アルミニウム合金鋳物種類及び記号 種 類 記 号 合金系 鋳型の区分 合金の特色 用 途 例 鋳物1種A AC1A Al-Cu 金型?砂型 機械的性質が優れ、切削性も良いが鋳造性が良くない。 架線用部品?自転車部品?航空機用油圧部品?電装品など 鋳物1種B AC1B Al-Cu-Mg 金型?砂型 機械的性質が優れ、切削性も良いが鋳造性が良くないので、鋳物の形状によって、溶解?鋳造方案に注意を要する。 架線用部品?重電気部品?自転車部品?航空機部品など 鋳物2種A AC2A Al-Cu-Si 金型?砂型 鋳造性が良く、引っ張り強さは高いが、伸びが少ない。一般用として優れている。 マニホールド?デフギヤー?ポンプボディー?シリンダヘッド?自動車用足回り部品など 鋳物2種B AC2B Al-Cu-Si 金型?砂型 鋳造性が良く、一般用として広く用いられる。 シリンダヘッド?バルブボディー?クランクケース?クラッチハウジングなど 鋳物3種A AC3A Al-Si 金型?砂型 流動性が優れ、耐食性も良いが、耐力が低い。 ケース類?カバー類?ハウジング類の肉薄、複雑な形状のもの?カーテンウォールなど 鋳物4種A AC4A Al-Si-Mg 金型?砂型 鋳造性が良く、靭性が優れ、強度が要求される大型鋳物に用いられる。 マニホールド?ブレーキドラム?ミッションケース?クランクケース?ギヤボックス?船舶?車両用エンジン部品など 鋳物4種B AC4B Al-Si-Cu 金型?砂型 鋳造性が良く、引っ張り強さは高いが、伸びは少ない。一般用として広く用いられる。 クランクケース?シリンダヘッド?マニホールド?航空機用電装品など 鋳物4種C AC4C Al-Si-Mg 金型?砂型 鋳造性が優れ、耐圧性、耐食性も良い。 油圧部品?ミッションケース?フライホイールハウジング?航空機部品?小型用エンジン部品?電装品など 鋳物4種CH AC4CH Al-Si-Mg 金型?砂型 鋳造性が優れ、機械的性質も優れている。高級鋳物に用いられる。 自動車用車輪?架線金具?航空機用エンジン部品及び油圧部品など 鋳物4種D AC4D Al-Si-Cu-Mg 金型?砂型 鋳造性が良く、機械的性質も良い。耐圧性が要求されるものに用いられる。 水冷シリンダヘッド?クランクケース?シリンダブロック?燃料ポンプボディー?ブロワハウジング?航空機用油圧部品及び電装品など 鋳物5種A AC5A Al-Cu-Ni-Mg 金型?砂型 高温での引っ張り強さが高い。鋳造性は良くない。 空冷シリンダヘッド?ディーゼル機関用ピストン?航空機用エンジン部品など 鋳物7種A AC7A Al-Mg 金型?砂型 耐食性が優れ、靭性が良く、陽極酸化性が良い。鋳造性は良くない。 架線金具?船舶部品?彫刻素材建築用金具?事務機器?いす?航空機用電装品など 鋳物8種A AC8A Al-Si-Cu-Ni-Mg 金型 耐熱性が優れ、耐摩耗性もよく、熱膨張係数が小さい。引っ張り強さも高い。 自動車?ディーゼル機関用ピストン?船舶用ピストン?プーリー?軸受けなど 鋳物8種B AC8B Al-Si-Cu-Ni-Mg 金型 同上 自動車用ピストン?プーリー?軸受けなど 鋳物8種C AC8C Al-Si-Cu-Mg 金型 同上 自動車用ピストン?プーリー?軸受けなど 鋳物9種A AC9A Al-Si-Cu-Ni-Mg 金型 耐熱性が優れ、熱膨張係数が小さい。耐摩耗性が良いが鋳造性や切削性は良くない。 ピストン(空冷2サイクル用)など 鋳物9種B AC9B Al-Si-Cu-Ni-Mg 金型 同上 ピストン(ディーゼル機関用、水冷2サイクル用)、空冷シリンダなど 機械的性質 種類 質別 記号 引張強さ 伸び ブリネル硬さ 備考 鋳物1種A 鋳造のまま AC1A-F 130以上 - 約50 砂型試験片 溶体化処理 AC1A-T4 180以上 3以上 約70 溶体化処理後時効硬化処理 AC1A-T6 210以上 2以上 約80 鋳物1種B 鋳造のまま AC1B-F 150以上 1以上 約75 溶体化処理 AC1B-T4 250以上 4以上 約85 溶体化処理後時効硬化処理 AC1B-T6 270以上 3以上 約90 鋳物2種A 鋳造のまま AC2A-F 150以上 - 約70 溶体化処理後時効硬化処理 AC2A-T6 230以上 - 約90 鋳物2種B 鋳造のまま AC2B-F 130以上 - 約60 溶体化処理後時効硬化処理 AC2B-T6 190以上 - 約80 鋳物3種A 鋳造のまま AC3A-F 140以上 2以上 約45 鋳物4種A 鋳造のまま AC4A-F 130以上 - 約45 溶体化処理後時効硬化処理 AC4A-T6 220以上 - 約80 鋳物4種B 鋳造のまま AC4B-F 140以上 - 約80 溶体化処理後時効硬化処理 AC4B-T6 210以上 - 約100 鋳物4種C 鋳造のまま AC4C-F 130以上 - 約50 時効硬化処理 AC4C-T5 140以上 - 約60 溶体化処理後時効硬化処理 AC4C-T6 200以上 2以上 約75 溶体化処理後時効硬化処理 AC4C-T61 220以上 1以上 約80 鋳物4種CH 鋳造のまま AC4CH-F 140以上 2以上 約50 時効硬化処理 AC4CH-T5 150以上 2以上 約60 溶体化処理後時効硬化処理 AC4CH-T6 220以上 3以上 約75 溶体化処理後時効硬化処理 AC4CH-T61 240以上 1以上 約80 鋳物4種D 鋳造のまま AC4D-F 130以上 - 約60 時効硬化処理 AC4D-T5 170以上 - 約65 溶体化処理後時効硬化処理 AC4D-T6 230以上 1以上 約80 鋳物5種A 焼なまし AC5A-O 130以上 - 約65 溶体化処理後時効硬化処理 AC5A-T6 210以上 - 約90 鋳物7種A 鋳造のまま AC7A-F 140以上 - 約50 鋳物8種A 鋳造のまま AC8A-F 170以上 - - 金型試験片 時効硬化処理 AC8A-T5 190以上 - - 溶体化処理後時効硬化処理 AC8A-T6 270以上 - - 鋳物8種B 鋳造のまま AC8B-F 170以上 - - 時効硬化処理 AC8B-T5 180以上 - - 溶体化処理後時効硬化処理 AC8B-T6 270以上 - - 鋳物8種C 鋳造のまま AC8C-F 170以上 - - 時効硬化処理 AC8C-T5 180以上 - - 溶体化処理後時効硬化処理 AC8C-T6 270以上 - - 鋳物9種A 時効硬化処理 AC9A-T5 150以上 - - 溶体化処理後時効硬化処理 AC9A-T6 190以上 - - 溶体化処理後時効硬化処理 AC9A-T7 170以上 - - 鋳物9種B 時効硬化処理 AC9B-T5 170以上 - - 溶体化処
铸件材料性质.doc
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